こんにちは、大和高田市立図書館です。
今回の展示では、2023年に亡くなられた池央耿さんが翻訳を手掛けられた図書を集めました。

海外の小説がお好きな方は既にご存じかも知れませんが、この場を借りて池さんの紹介をいたします。
池さんは1940年、東京都大田区生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科を卒業。フリーの翻訳家となり、SF、推理小説、ノンフィクション、自己啓発書、児童書、絵本、古典名作などジャンルを問わず多くの作品を手掛けました。
アイザック・アシモフによる推理パズル・ストーリー『黒後家蜘蛛の会』シリーズ、ディクスン・カー最晩年の歴史推理小説である『亡霊たちの真昼』、南仏ブームの火付け役になった、ピーター・メイルの『南仏プロヴァンスの12ヶ月』などなど。なかでもジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』は1980年に池さんによる邦訳で出版されたあと、104刷に達した創元SF文庫最大のヒット作となっています(当館でも今、静かなブームとなっています)。


池さんの文章は、一読するとやや小難しく感じるかもしれません。けれども、丁寧に読んでいくと、もとの作品の世界の薫りがにじみでてくるような味わいを感じます。
当館で所蔵しているのは、池さんが手がけた作品のほんの一部ですが、この機会に、ぜひその世界に触れてみてください。秋の夜長にじっくりと味わってみてほしい作品ばかりです。
「翻訳とは、異言語の間に橋をわたして心の行き来を助ける仕事。地図のない旅。肉体労働。かけはなれた言葉と言葉が響き合うありさまは変幻きわまりない万華鏡のごとし。」
池さんのエッセイ『翻訳万華鏡』から、今回の展示のヒントをいただきました。カレイドスコープ=万華鏡です。
✿おまけ✿
今回の展示の中に、↓のカエルとひよこもいますので、お時間のあるときは彼らに会いにきてください♪(ぴよぴよ)(ゲコゲーコ!)


