こんにちは、大和高田市立図書館です。
2024年9月1日(日)・8日(日)・15日(日)の、連続3回古文書講座を開催しました。
講師は、当館の古文書講座で毎年お世話になっている、安田真紀子先生です。
8月末からのノロノロ台風がいつ来るか…来ないか…で開催できるのかハラハラしていましたが、幸い予定通りの日程で行なうことができました。
今回読んでいくのは「拾玉新智恵海(しゅうぎょくしんちえのうみ)」です。江戸時代に出版された「生活の知恵袋」的な実用書です。
「おばあちゃんの知恵袋みたいな内容かな(^^♪」と思いきや…
●逃げさった人を留める術→逃げていった人の衣類で磁石を包んで、井戸の中に掛けておく。
●家の中にいる鼠🐭を追い出す方法→蟹🦀を乾して粉にして、黒犬の血( !)で練って火で焼く。
…とか「それって黒魔術やないか( ゚Д゚)」と突っ込みたくなる内容もあり(全部が全部、こんなトンデモな情報ばかりではありませんよ)。この方法で当時うまくいった人たちがいたはずは…ない!実践した人たちはいたのでしょうか?私は本気にしてやってみて、エラい目に合うタイプです。
くずし字は平仮名も漢字も解読の難しいところがたくさんありましたが、面白すぎる内容で、時間はあっという間に過ぎていきました。回数を増やしてほしい、と参加者の方から嬉しいお声もいただきました。
安田先生、参加者の皆様、どうもありがとうございました!